近畿に住んでいる友人が試乗したいとのことなので、ちょっとwebを見てみたら…関東はほぼ試乗車配備されてるデナイノ。あっ私ディーラーにも入ってる。なんで連絡してこないの。「もう試乗はいいや!」と言ったのを真に受けたのか、いつも話が長いのでわざと呼ばなかったのか定かではないですが…
とは言え電話してみたところ、案の定異様に忙しかったらしく、18時過ぎならなんとか…とのことで、私も買い物に出かけていたのでおおむねその時間に行ってみました。
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エネルギー注入中 |
着いてみると黒が充電中でした。試乗はいいや!とは言ったものの早速試乗。アクセルを踏むと走り出す、マジで。もう感動はありません。しかしシートポジションに、ガソリンに乗った時とサーキット試乗の時は感じなかった違和感が。高さがぜんぜん違ったのかもしれません。と思って低くしてみると、ずいぶん低くなるんですね。ステアリングを下げて引き出して、なんか合わないけどもうそのままでいいや。
ちょっと不思議なのは、発進直後に車両の重さを感じたこと。重!ってわけではなく、ものすごい重量感というか重厚感です。軽やかなのではなく、えらく重いものがとてつもない力で動いているような。昔乗った戦車みたいな感覚、と言ってもあんまりわからないですよね。
乗り心地は車重のせいか専用ダンパーのせいかわからないですが、低速時の突き上げ感は減っていました。
一番興味があったというか知りたかった、一般道を走ってパワーはどうなの。ということですが、EV走行では信号先頭からのゼロ発信でそのまま先頭を走るくらいの加速力はあります。それ以上はエンジンかけてシリーズ走行に移らないとダメです。シリーズに移る一瞬の間がまどろっこしい。
都心の走行では全く問題ないと思いますが、パワーの立ち上がりはかなり抑えてある気がします。ECOよりもPOWERモードが欲しい。ECOはもっと初動が遅くなるので、渋滞路では便利そうです。
シリーズ時のパワーは十二分にあるので、高速の合流なんかではまったく問題ないです。
お楽しみは取っておこうと、回生量変更やその他いろいろは試しませんでした。しかしまた1回ブレーキ!が点きました。どうも前が停車していて後続がいないときはとてもゆっくり近づいていく私のエコ運転をe-Assist君は気に入らないようで…
ブレーキですが、エネルギーモニターでは停止寸前まで回生しているので、かなり効率は良いのかもしれません。ただ、そのせいか停止寸前は液圧ブレーキのような物理的反力を感じないので、慣れが必要です。タッチはまだまだ改善の余地あり。i-MiEVよりは踏み応えのあるペダルになりましたが、もっと硬くていいんじゃないかなぁ。
あと接近音かインバーターの音かわからなかったのですが、なんか京急に乗っているような音がしますね。静かなのでロードノイズが気になります。割り切って乗用タイヤに変更しても良かったんじゃないのかな。風切音は50Km/h程度では聞こえません。
その辺の交差点を曲がるときのハンドリングは、ちょうどいいんじゃないでしょうか?
試乗中珍しく担当営業さんが静かで、ため息をついておりました。そうとう忙しかった様子です。試乗車にナンバーを付けたのが金曜だったそうで、金土の二日間で何台か受注いただいたそうです。今契約すると4月生産らしいので、補助金なし期間は登録しない、という方向で販売しているそうです。
帰ってきて車を降りると、ふくらはぎでサイドシルを拭いてしまいました。改めて見ると、えらい厚みがありますね。これのせいで購入をあきらめた方がいるとか。そのためサイドシルのカバー(エアロ?)を外してもみたそうですが、鉄板の合わせ目が丸出しになるのでちょっと無理だそうです。試乗車もかなり蹴りくらってました。もしくはサイドシルをドアで覆うデザインはダメだったんでしょうかねぇ…歩道の段差にドアの下ぶつけるから考えなかったのかな。これはやっぱりなんか貼るの考えないと。ドアの下部は絞れてますから、それに合わせたサイドシルオプション出してほしいですねー。