2011年12月9日金曜日

Klipsch Image X10

もう3年くらい前に発売されたイヤホン、Image X10です。情報の価値はないので、まさに自分用に記載。写真も撮ってないです。

米amazonでBlack FrydayのあとにCyber Mondayってのをやってて、日替わりで特価品が出てたんですね。その中にImage X10があって$100くらいだったでしょうか、何と買い逃してしまいました…こういうちっさいイヤホン欲しかったんですよね。

で、悔しい思いをしていたらフジヤエービックの通販で年末セールがあったのでポチりました。先々週あたりにはUltimate Ears TripleFi 10がNTT-Xとロジクールで示し合わせたように同じ日同じ時間帯に1万弱で販売されてましたけど、こちらは10Viを持ってるので買いませんでした。

そしてX10が届きました。実物を見たのは初めてだったんですけどちっさいですね。デザインも美しいです。販売用のケースが宝石箱とかありましたけど、なるほど凝ってます。でもここはあんまり金かけなくていいんじゃないかなー。透明の板に留めてるリボンのところで、コードに強力な癖が付いちゃってるし。収納ケースは今まで見た中で最高に気に入りました。しかしコードが細いなー。元は4万のイヤホンにしては安っぽいし、この材質はなんか断線SHUREの予感が蘇る。これは保証の効く国内品の方がいいかも。

とりあえず付属のイヤーピースのまま視聴。えーこの大きさでこんな音が出ちゃうの?BA一個でしょ?けっこう好みの音ですが、低音出すぎな気がする。ちょっと膨らんでる気がします。ボーカルがちょっと低音に邪魔されてる感じ。高音はピークは出ない感じで、ちょっとボーカルのサ行が耳に付くかな。イヤーピースがまた楕円形で、どの角度が一番ぴったりくるのかちょっとわかりにくい。しかしどこまで入るんだってくらい耳に入ってしまいますね。耳からコードが出てるって書き込みをずいぶん前に見ましたが、ほんとそんな感じ。

全部のイヤーピースを試して、ダブルフランジの方が低音が出ないようです。そして意外に大きい方がいい感じ。どれを試しても基本的にずいぶん耳の奥まで入ってしまうので、どれもかなり違和感を感じます。今は大きいダブルフランジをなるべく外側の位置で留めてます。

BAなのでエージングは要らないでしょ。ということで、今手元にある10ViとEPH-100で比較視聴。今回のお題はACCEPTのMetal Heart!この間10Viを駅でつけようとしたらイヤーピースが片っぽなくて使えませんでした。それをきっかけに、E2c用のフォームチップを付けてるんですが、もうE2cのフォームチップ在庫もあと2ペアしか残ってません。でもこのフォームチップはデカくて、あんまり奥まで入らずいい感じじゃないんですよね。とにかく今10Viはこのフォームチップ状態。

10Viと比べると少し音量小さ目ですね。10Viは耳に浅く入ってるせいか全域であっさりと鳴るので、低音が太い分X10の方が量感はある感じですが、10Viはどの音も正確で低音もタイトにアタックが良く聴こえます。EPH-100は、相変わらずちょっと耳が痛いですが、そんなことよりかなりブーミーに聴こえてしまいますねー。高音もイマイチ伸びない。
ピッキングハーモニクスはX10がいいかなー。EPH-100はちょっと濁ってるかなー。
さすがにMetal Heartでは録音が古いかなということで、SLASHのParadise Cityも再生してみましたが、印象は変わらず。こうやって聴いてみると、10Viはかなりモニターっぽい音質な気がしてきました。でも面倒なのでイヤーピースの交換はしません。

イヤホンは通勤時に使っていて、かなりの小音量で聴いています。私のライブラリはWMPで録音しているのでデフォルトの再生音量は非常に大きいため、iPodだとボリュームは0から数クリック、ZuneHDも3~4で十分です。X10は10Viより音量が小さいのでちょっと上がるかなと思っていましたが、SHUREほど遮音性がいいわけではないのに3でもイケます。でもX10は少し音量を上げたほうがバランスのいい音が鳴りますね。シングルのイヤーピースに換えてみようかな。しかし、寒いと固くなるコードに加え、耳にかけない装着なのでタッチノイズと風切音が盛大に聴こえますね。これは困った。

そうそう、イヤーピースはE4cのものがとりあえず使えました。E4cフォームチップがまだ大量に残ってるんですが、X10はつかみどころがなくて、装着が難しいかも。あ、フォームチップはちょっと細いので付けるのが大変です。イヤホンを壊さないようにね。

これで個人的イヤホン勢力図としては、EPH-100がかなりやばい立場になっています。SoundMagicの項でも書きましたけど、私の評価基準は性能/購入金額です。いわゆるコストパフォーマンスですが、定価や希望小売価格ではなく、あくまで購入金額です。そうすると、今回でEPH-100はX10と完全に競合します。とは言え、未だ個人的最高峰はデザイン・音質・遮音性・購入価格・装着感+思い出補正を加えてE4cの圧勝ですけどね。



オーディオ系のレビューを読んでいて良く思うんですが、原音に忠実とか、原音再生ってのはどういう意味で書いてるんでしょうね。原音ってなに?ヴォーカルや楽器そのものの音?
髪の毛切ったころのMetallicaのバスドラの音、エキサイタかなんか盛大にかかってるけど、あれは原音?オーケストラのように電気を使わない音という意味なら分からなくないですけど、でも一般的には、聴こえている演奏はホールの鳴りも含めた音ですよね。
ROCK FUJIYAMAに恐ろしく歌の下手なヴォーカリストが出演なさったのを見たんですが、あの声は原音だとしたら聴くに堪えません。いくらなんでもリバーブくらいかけてあげたほうがいいです。

CDを再生した音が原音となると、オーディオはメーカーによって音質に傾向があったりします。昔のソニーなんて、機器もソニーミュージックのCDも全部ドンシャリでしたし。ミュージシャンの意向が無視されてプロデューサーやミキシングエンジニアに音作りをされてしまうこともあるでしょう。

つまり、好きな音で聴け、ってことです。




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