2010年11月21日日曜日

Kinect

20日に日本発売されたXBOX360の周辺機器、プレイヤーの体の状態をスキャンするセンサーです。

こいつはすごいですね…自分の体の状態はもちろん、居る位置(奥行)も認識するので、その辺を歩き回ると画面内のアバターがその通りに前後左右に歩き回ります。
実演映像は昨年のE3以降たくさん見ましたが、実際に体験してみると未来を感じますねぇ…まだダッシュボードの操作等がじれったい感じがあり、目指している操作感がエイジフリーなのか、まだまだ練りきれていないだけなのかはわかりません。それでも、リモコンやコントローラーを持たなくていい場面、つまりダッシュボードの操作であったり、映像を見るだけのような場合で、本当に持たなくていいのは感心します。

元となったカメラは1999年ころから技術展示会などで出展されたZCamだと思いますが、以前PlayStation2用のEYE TOYで手頃な価格で民生用となり、それがブラッシュアップされたものです。つまり昨年突然発表された技術ではないのですが、なんで今までこういう使い方が家庭内に入ってこなかったんでしょ。
顔認証でサインインすることもできます。搭載しているカメラ自体はたいしたピクセル数ではないし、けっこうカメラから離れているのに、ちゃんと個体を認識します。

音声認識は、最初にサラウンドで音を出しながらマイクのセッティングを自動で行います。AVアンプが自動で音場調整を行うのと同じような感じでしょう。私のアンプはそんな機能持ってないのでわかりませんけど。ちゃんと調整されるようで、実際、けっこう小声でも反応します。

1991年だったか、FM TOWNSにおもしろTVというソフトウェアが発売されました。これは実写内にCGをスーパーインポーズしたり、実写にいろいろエフェクトをかけて遊ぼうみたいなやつなんですが、その中にCGの風船を手で跳ねて操作するようなソフトがありました。つまり、画面内に映った自分にCGを重ねて、CGに干渉して遊ぶようなソフトが、民生用で世界初かまではわかりませんが、この時すでに民生用で存在したわけです。

EYE TOYの時もそうでしたけど、今までは画面に映った自分の映像を見ながらCGに干渉するゲームがほとんどで、今じゃ拡張現実と呼んだりしますよね。

しかしKinectで作成されているゲームは、ダンスゲーなどを除くと画面内のアバターを操作するものがほとんどです。キネクティマルスはアバターすら介在せず、自分が画面内の動物と直接コミュニケーションします。別にKinectだからできたわけではないでしょうけど、自分の立ち位置(視点)の違いも新しさを感じる部分だと思います。
まだゲームはしていないというか、テレビの前にテーブルがあるので、このままで遊べるかどうかわかりません。顔認証の登録はなんとかできたものの、いちおう片付けられるようにしとかないと。ゲームは明日以降かな。

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