2012年5月14日月曜日

OM-D E-M5 その16

いよいよ金冠日食まで1週間となりました。

tenki.jpによる金曜の予報では全国的に概ね雨、観れるのは鹿児島その他だったのに、昨日今日の予報では全国的に概ね晴れで、むしろ鹿児島が雨になっています。こりゃー大変な感じです。気になる方はこちらでどうぞ。
最新の日直予報士

ところで、太陽や月を撮る実習を行って、自由雲台で追うのは無理と判断しました。これはもう微動装置の付いた雲台や架台が必要です。ということでこんなもの(CelestronのNexStar SE架台スタンダードというらしい)を導入してみました。電動で動いてしまいます。アマゾンでケンコーの片持ちフォークをポチり出荷直後にこういうので2万で電動になるのを知り、ケンコーのは開封せず返品してしまいました。
カメラの取り付けなんですが、ビクセンアリミゾサイズとか書かれていてもどんなものかさっぱりわからず、サイズもよくわからない。
その辺はケンコーの片持ちフォークを買っていても同じことでしたけどね、結局何に使うのかよくわからない、台形のステーを同時に入手できました。苦労して作ったFL50+テレコン用レンズサポートは重量があるのと、このフォークで横付にするとオフセット値が大きくなってしまうのとカメラが縦向きになってなんか不安だったので、結局BORGの純正鏡筒バンドを買ってしまいました。






ステーはこの鏡筒バンドを裏からボルトで留められるように加工。
ただやっぱりいろいろ干渉したりするので、鏡筒バンドを削って加工。なんかずっと金物加工をしている気がするんですが、カメラってこんなに金物細工必要でしたっけ?

この架台のACアダプターを買いに秋月に行ったのですが、ちょっと思い立って三脚穴用のキャップボルトを買えないかと、秋葉原でネジと言えば有名なあのネジ屋に立ち寄ってきました。結論から言えば無かったのですが、店員と変な会話をしてしまいました。

キャップボルトは無いと言われたので、店頭にあるこのボルトはユニファイじゃないんでしょ?と聞くと、ユニファイはこっち、と小ネジを指差します。確かに値札にユニファイって書いてありますが、聞いてるのはこっちのボルト。こっちは?と聞いても、どうもユニファイとウィットを知らない様子。

そして1/4のタップを発見。実は自分が持っているのはウィットで、自作レンズサポートは面倒なのでそれで開けてしまいました。500円程度なのでせっかくだから買っておこうと思ったらパッケージにUNCの記載がないので、これはどっちなの?と聞いたら他の店員さんに確認していましたが、やっぱりユニファイとウィットの違いがわからない様子。
JIS規格に準じて製造みたいなことが書いてあったので、JIS規格ってあるからユニファイなの?って聞いたら、「JIS規格って書いてあるならJIS規格だろう」みたいなすごい返答をいただきました。
結局買わないで出ましたが、こんなネジ屋初めてです。客がいても雑談してないで少し勉強したらー?
ちなみに旧ヒロセに行ったら1/4UNCのタップあったんですが、3本組なので買いませんでした。

実はその1/4UNCのキャップボルトは前日に通販で購入していたので翌日には届きました。ばら売りだとけっこう単価が高く、送料が安いところは扱ってないといろいろあってねじのオンラインショップ山崎というところで購入。最安かはわかりませんが、長いボルトの在庫がなくて出荷が明日になると、わざわざ電話をくれました。

そうそうACアダプターですが、純正は2Aのようなので12V3.8Aのを購入。プラグもそのままで問題なく使えています。これまたせっかくだから架台をPC制御するソフトウェアで対応しているGT-730F/LというUSB GPSアダプタも買っておきました。これはwebカタログだとWin7ドライバが付いているようですが、店頭で購入した製品はVistaまででなんか微妙に内容が違いました。結果としてはこれもXPで使えてます。R3を復活させたのは、この架台で使うためなのでした。

横須賀から帰って、ステーの加工をして架台に装着。別途輸入品の専用GPSも装着して、さっそく月で試し撮り。しかしえらい寒いよ。
架台電源投入時のキャリブレーションは月のみで行ってみましたが、概ね追尾しているようです。修正は必要ですが、これならインターバルで自動撮影できそうです。ちょうど日食の1週間前なので半月、大気の状態も良いようで、陰影がありシャープに撮影できました。撮影をやめて家の中に戻ったら、レンズが結露しましたよ。そんな寒かったのね。



そのまま日食時の食の始まり朝6時20分の、うちの陽当たりの様子を確認したのですが、ちょっと厳しいですね。ちょうどそのころから日が当たるようになるのでその前にキャリブレーションできません。どっか出かけないと無理かなぁ。

昼過ぎには太陽で練習。今度はキャリブレーションは太陽のみで行っていますが、まぁまぁです。この写真はインターバルタイマーで自動撮影ですが、40分程度放置してセンターからこの程度のズレで済んでいます。架台設置時に三脚の水平とかも取っていません。しかし確かに黒点デカいですねー。

架台本体のキャリブレーションメニューに太陽がないのですが、設定で表示できるようになっていました。最初SUNが無くて焦りました。これじゃ昼に使えないじゃん、と。本来望遠鏡とセットのものなので、太陽は見せないようにしてあるんでしょうね。

この自動導入架台ってのはおもしろいですね。PCソフトウェアを買えば(今は30日試用版)、PCから星を指定するだけで勝手にそっちに向いてくれます。ちょっと試したところ、50FL+20㎜のアイピースならば、月だけのキャリブレーションでもちゃんと星が視野に入ってきます。架台本体のコントローラーでもいろいろできるのですが、いかんせん英語なのでよくわかりません。もっと拡大するアイピースが欲しくなりました。日食が雨でダメでも、後悔しないで済みます。

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