木更津まで1時間で行けるなんて夢のようですね。アクアラインを始めて通ったわけじゃないですけど。今日は天気も良くほぼ無風、気温もそこそこで絶好のサーキット日和でした。
ということで、関東の試乗会です。
午前中は販社申し込みの方の時間で、午後がweb募集の方たちでした。最初web募集に申し込んだのですが、あとから販社枠があるよと聞き、web募集は選考だったので落ちるかもしれないと思い販社枠に切り替え、web募集はキャンセルしました。が、なぜか当選案内が来てしまったので、再度お断り。
確かに蛇革。マクロで撮ったので大きく写っていますが、角度などによって模様の見え方が変わります。まぁこれでいいですわ。
写真を撮っていると、石井昌道さん(名前間違ってたらごめんなさい)が「そのカメラなーに?」と声をかけてきました。車の話をせずしばらくカメラの話を。7-14mmに非常に興味を示しておられましたので貸してあげました。「とにかく一番前に出れば、画角はともかくなんでも撮れますよ。この車だってカバさんに撮れます」とお話しておきました。
受付まで時間があるので、ちょっとテントを覗いてみると…
清水和夫さん(名前間違ってたらごめんなさい。評論家の方はアノヒトしか知らないもので…)のPHEVお料理教室真っ最中。
PHEVお料理教室ですから、当然PHEVから電力供給です。どなたか「電源取ったらゲート閉められないじゃん」みたいな質問があったそうですが、その通りです。言われるまで気づかなかったのかなぁ。
AC電源出力でこれだけの数のヒーターを駆動しています!
※嘘です
そろそろ時間なので受け付けると、すぐにドライバーズブリーフィングです。中ではお茶類とお菓子が振る舞われています。テントの中は十分あったかいです。
石井昌道さん(名前間違ってたらごめんなさい)から車両の特徴、走行の仕方の簡単な説明と、時間があったので開発の方を交えてのお話がありました。
モータージャーナリストの方が助手席に乗って、アドバイス等していただけるそうです。
回生の効きを手動で変えられるパドルの話をされていましたが、パドルだとD0という回生しないポジションに入れられるそうです。滑走するので上手く使ってください、とのことでした。EVをそのまま作ると面白味のない車になってしまう。そして基本的にエコだけじゃなく、やはり乗って楽しい車にしたいという意識で、コントロールできる部分を入れて遊べるように、という意味合いも含めて採用した、そうです。
いよいよ試乗!
フードつけてたらちょっと蹴られてしまいました。
と思ったらドライバーズブリーフィングその2。
自分の運転ではコースを2周、レーシングタクシー?という企画で、助手席に乗ってちょっとハイスピードで1周してもらえるということです。
運転中の写真はありません。
それではいつもの山坂道の感想を。
まず一番興味のあると思われる、そもそも速いのかどうか。
これは遅くて速いです。
どういうことかというと、そもそも電池からは70kWしか取り出せないので、それで60+60kWのモーターを十分に駆動できるわけがありません。シリーズになれば、モーター最大の120kWを出力することができるそうなので(開発者談)、つまりアクセルを踏むとバッテリーのみで加速して、ここが緩いです。かなり緩いです。だってi-MiEV程度の出力で1.8トン引っ張ってますからね。
そしてエンジンがかかるといきなり加速し始めます。当然ターボってほどじゃないですけど、一般向けの緩いターボエンジンくらいの感覚はあります。シリーズになってからの加速感は、前に乗っていた1.8t 3リッターV6より速いです。
いかんせん2周しかないので短いのと、車間が詰まるので速度も出せず、横に人も乗ってるし(どなたかわかりませんでしたが、話しかけても反応鈍かったです)で立ち上がりにアクセルを踏むくらいしかできませんでしたが、ちょっとこのバッテリーだけ加速がターボラグのようで不満といえば不満。ただしシリーズになってからは不満は無いと思います。フォレスターのようにバカ馬力出る車ほどではないでしょうけどね。ただ上り坂などでもシリーズに移行するはずなので、上らない!ってことはないと思いますよ。
ちなみにエンジンがかかるとエンジン音はかなり聞こえます。ただかかった時のショックなどは無いので車体はスムーズです。エンジン音もアクセル開度か車速かに合わせて上がっていきます。この辺は、エンジン回転が一定だと違和感あるし(開発者談)ということで、こうしたそうです。
あとですね、先行車もいるし車間も詰まるしストレートも短いので、パラレル走行になることはありませんでした。たとえ車速がそこそこ上がっていても、ガバっとアクセルを踏むとシリーズになるそうで、じわーっと踏んでいかないとパラレルに移行しないそうです。
ハンドリングは確かに怠いのですが、だるんだるんではないです。こんなもんじゃないでしょうか。遊びは気になりませんでした。すごくアンダーがきついわけでもなく、切り足しもできます。メーターの真ん中にはS-AWCのモニターも出ていましたが、水の流れているところでステア入れてアクセルを踏んでも、前後トルクが移動しただけで左右の制御は入らなかったようです。車体そのものの安定性は非常に高いです。ただ膨らみ始めたからってアクセルを一気に抜くと思いのほかインに巻き込んでいくので、アクセルワークは慎重に。
ブレーキの感触は違和感なかったですが、回生部分はちょっと緩いですね。もっと抵抗があっていいと思います。でもi-MiEVほどスカスカではありません。
乗り心地は…まだ新しいサーキットなので路面の状態が良く、ガソリン車で感じた突き上げ感などはありませんでした。SUVタイヤのせいなのかロードノイズはけっこう大き目。ここはサーキット舗装なのかな?風切音は気になりませんでした。そしてロールなんですが、ロールしません。そういう意味でリニアには感じます。車体剛性も非常に高く感じます。よれるような感触は皆無です。これでステアリングがシビアだったら普通の方には運転しづらいかも、ってくらいの感じです。
パワーメーターしかみていなかったので速度がどれだけ出ていたのかはわからなかったです。
降りると今度はレーシングタクシー。運転手の方は松田秀士選手!あーよかった本職の方で。軽く自分の競技歴などを自己紹介すると、「じゃぁ静かな運転はいらないね」とのことで、速度を上げていただけました。これがまた、タイヤがねばってなかなか鳴かないですね。外に膨らみ始めても穏やかで姿勢が崩れるようなことはありませんでした。上に書いたように、アクセルを少し抜けばすぐインに向かいます。松田選手の運転で剛性感とロールの具合はよくわかりました。コースからタイヤが出ても姿勢に問題ないです。
終始サスペンションの話をして目的地まで送っていただきました。降りたらゴム臭いし。
いや試乗短いわ。
お次はさっきちょっと覗いたPHEVお料理教室。車の話を交えながら、ジンジャーティーとパンケーキを作っておりました。出来上がったものはお子様と女性とワンコにあげていましたが、残りは男性で争奪戦クイズ。とりあえず答えてゲットいたしました。
※ワンコにはあげていません。
これでプログラム全終了なので、もう一度車を見ておきます。
エンジンルームの写真なんかはいいですよね。驚異の空中配管や強引にステーで取り付けた部品なんかもありましたが…
これは見ての通りフォグランプ。輸出仕様と違いレンズカットがありません。当然ハロゲンバルブが入っています。
荷室の方用のドリンクホルダー。…ガソリンといっしょかよ。
でも車中泊の時に便利ですね!
これが新型の充電ガンでしょうか?
バッテリーの端子。いわゆるバッ直は諦めた方がよさそう。とうぜんエンジンルームに配線来てるはずですけどね。
テールランプ。加工して暗くしましたが、こんな風に光るようです。
他の参加者の方がエンジンルームから配線の引き込み場所を聞いていましたが、シャーシ以外の開発者の方なので明確にはわかりませんでした。基本的にシャーシはガソリン車と同じだそうで。その方も私と同じくフロントカメラを付けたい、とのことで、もうアルパインのカメラは用意されているとのことでした。
せっかくなので、ルーフレールやワイパーディアイサー、ヘッドライトウォッシャー、リヤフォグ、ベージュ内装など輸出仕様と差別するな、世界中で同じ装備を買えるように、と訴えておきました。
ただリヤフォグは濃霧の時1度しか使ったことがないし、悪天候じゃないのに点けてる●●ばっかりなので、日本では禁止にしてもいいです。
ピット上も解放されていなかったので、走行車の撮影スポットはありませんでした。
一つだけダメ出し。
リヤシートです。あちこちのレビューでもかなりダメ出しされていますが、PHEVではリヤシートの足元が高くなっています。足が上がった分、完全に腿が座面から離れてしまい、気を抜いて座ると大股開きになります。これはあまりにダメです。そもそも、なんで座面があんな設計になっちゃったんでしょうかね??座る部分のクッションは厚く取ってあるので、もう少しなんとかできたと思うんですが。バケット形状をやめて、ベンチシートみたいなフラットにこだわったんでしょうか。あとアームレストのドリンクホルダーは前にも書きましたけどダメですね。
ということで、あっちのブログ参加者の方一組とだけお話しして帰りました。
帰りの高速で、カーナビが「前方●㎞、動物にご注意ください」と。こんなメッセージは初めて聞きました。見づらいですが、びっくりマークのところですね。袖ケ浦付近で動物侵入、とのことでした。実際に見ることはありませんでしたが、何が入ってたんだろ。事故にはならなくて済んだようです。
お〜!詳細レポありがとうございます。仕事で行くことが出来なかったもので、、、
返信削除読んでいて、ますます速く乗りたくなりました。ロードノイズが大きめということで、タイヤの変更なので何とかならないか、、、気になるところです。静音革命で効果あるかな!?
リアシートは大人が乗ることを考えたらやはりダメですよね。子供だとまあ、気にならないかもしれませんが。センターのアームレストは何とか改造できる様な商品が出て欲しいものですが、、、まず無理ですね(爆)
アルパインのフロントカメラが用意されているというのはMMSC用ってことですか?それともアウトランダーのフレーム用?あまり詳しくないので(汗)
カメラは、もう社外品のこれを買って用意してあるってお話でした。
削除http://www.alpine.co.jp/camera/multi-view/
どのグレードを買われたかは聞きませんでしたが、MMCSは外部入力廃止されましたしねーなんて話が通じたので、ナビパケ以上だと思います。
エーモンの静音計画シリーズですか?どうなんでしょうねー。フロアマットは、手で触ったらなんかパイルだけじゃなくてウレタンを挟み込んでるような感触でしたけど、気のせいかもしれません。
ちなみにフロアカーペットはこんなものです。
http://www.teijin.co.jp/news/2012/jbd121026.html
ロード(タイヤのパターン)ノイズについては、基本的にタイヤで抑えるしかないと思いますよ。以前履いていたラリータイヤなんて、外で音だけ聞いたら観光バスが来たのか、ってくらいすごい音がしました。
中途半端な性能のSUVタイヤなんか要らないのなら、ダンロップのルマン4が性能が良くて安くて純正サイズがあってコストパフォーマンスはいいと思います。ロードインデックスも純正と同じなので問題ありません。http://tyre.dunlop.co.jp/tyre/lineup/passenger/lm704/
静音タイヤもBSの最高のを買うとかなりお高いのでほどほどに…
あと、上の試乗記はあくまでサーキット試乗ですから、実際の街中試乗では様子がかなり違うと思います。
バッテリーチャージモードのエンジン音は外ではかなり大きく感じましたが、街中なら環境音でかなりマスクされるので、今日ほど大きくは感じないはずです。
また一般道よりも荒い運転をしていますし、バッテリー走行時のもっさりと言ってもガソリン車時の燃焼に合わせたアクセルの踏み方をしているので、PHEVではもう少し違う踏み方になる気がします。
来週には試乗車も配車になるんじゃないですかねー。
どぉも~、お疲れ様でした。適当に楽しめたようで。
返信削除もし、追い越しをしようとしてタイミングを計るような場合、バッテリーモードに切り替えて待機した場合完全に発電状態になるのでタイムラグ無く加速しそう気がするのですが、どう思われます?
仮にそうだとしたら、ハンドル部にでもスイッチを設けてもおもしろいと思います。本当はパドルに機能を持たせられると良いと思うのですけどね。
リヤシートはフルフラットに折りたたむことを考えると、あ~なってしまうのではないでしょうか。(あまり他社の車をしらないもので)
ところで黒の実車を見てていかがでしたか(^。^)
あっのびちゃんへの返事を一生懸命書いていたら、たくさんお客様が…
削除ガソリン車のように、回転を上げて高レスポンスを維持するって感じにならない気がして、ちょっとアクセルの踏み方でコツをつかむ必要がある感じです。
意外とバッテリー容量は維持しているようで、例えバッテリーチャージモードにしていても必要時は充電よりモーターへ出力を割り振るようなので、あまり気にする必要はなさそうです。でもハンドルのスイッチ、空きがあるんですよね。あそこのボタン買えるのかな?配線の取り出しもプリント配線だと思うので、別途配線しないといけなそうですけど。
陽の下で黒は初めて見ましたけど、店内で見るよりギラギラしてました。私の想像に近かったです。ただ三菱のマイカは粒が微粒で、ラメっぽい色味には見えませんね。
そういえばサイドシルの部分、踏み傷たくさんついてましたよ。なんか保護した方がよさそう。あと充電口の蓋もけっこう強く押す必要があるので、そこもなんか貼っておいた方がよさそうです。
スイッチの空きは3つにも見えますね(笑)
削除以前、EVOの時はフォルティスのオートクルーズのスイッチを買って付けちゃう人が続出したので、販売してくれなくなったって話です。
もし上手くスイッチを購入又は改造出来ても通信はCANを通すのかな?なんだか難しく思えて来ましたね。
サイドシルの部分、先日まじまじと眺めていました。
どうやったって自分以外の人はかなりの確率でかかとをぶつけますね。
いまかんがえているのは、以前にも話ましたけど、フィルもを貼ることです。
最近良いフィルムが出てきているので、自分でも綺麗に貼れそうですよ。
近々、私の所できじとして挙げておきますね。
copperさん、ナイス!レポートありがとうございます。
返信削除どうすれば、copperさんのように文才になれるのでしょうか?
敬服。
私も結局、蛇革気になりながらも、取り敢えずそのままのパネルになりそうです。
他のオプションには、ケチらないクセになんででしょうねぇ(笑)。
元、青虎産んだ~。さん
返信削除私も、バッテリーチャージモードにすれば、タイムラグ無く加速ができるのではとふんでいます。
納車は2月2日あたりになりそうです。
いらっしゃいまし。蛇革仲間になりましょう。
削除デザイナーの人、よくあんな意匠思いついたよなー。どこかのblogで、「一部で話題のクリスタル」って書かれていました。
バッテリーチャージモードは上に書いたように、運転状況によっては充電を中止するようなことが説明書かリーフレットに書いてありました。今日はチャージモードは試さなかったんですが、もしかするとチャージモードにするとエンジン回転数は一定になるのかもしれません。
乗ってきても謎多きクルマですねぇ。
そうそう、納車2/2ですか、1か2日に登録すれば一番いいタイミングですね。他の方も受注開始すぐの11/26に入力してる人は早かったようです。私は29夜入力だったからか2/7にラインオフなので、きっと2/20あたり納車じゃないでしょうか。
削除あと、作文について褒めていただいてありがとうございます。パソコン通信時代に鍛えましたので…実はその後、バイク雑誌で少し仕事をしたりしていました。
お好み焼きは広島風さん
削除納車早くていいですね。納車されたら試して見たい項目の上位でしょう(笑)
copperさん
削除もう少し納車、早くないですか!? 私は30日入力で2/1ラインオフって言われています。あっ、セーフティーパッケージの方が早いのかな!?
納車日が決まらないと、ナビ取り付けの予約が取れなくって、風穴空いたまま乗り続けないと行けません(爆)
納車日は聞いていないので、想像です。
削除最近のナビはすごいですねー。
試乗に行くために借りた代車はおそらくディーラーOPナビだと思うんでが、試乗に行く前日にBluetoothで遊んでいて、帰ってきてから夕方出かけるのに車に乗ったらいきなり電話が着信。
カーナビでBluetoothでハンズフリーなんですね!カーナビに着信って出てびっくりしました。
前の車もハンズフリーはついてたんですが、docomoのmova専用アダプターで、当然有線なのですぐにFOMAになって使えなくなってしまいました。
リーフ無料モニター中で、ドライブしまくり(笑)
返信削除お返事遅くなってスイマセン。
copperさん
試乗車割り当てを回してくれたのでしょうかね?
12/1契約でしたが。
文才理由はパソコン通信で、なるほど~と思いました。
写真もURLの貼り付けも無く、言葉だけで相手に伝えないといけないですからね~。
今、モニター中のリーフもBluetoothで着信のハンズフリー楽しかったです。
自分の車に機能があるわけではありませんが・・・爆
元、青虎産んだ~。さん
納車されたら一番で試してみたいです。
モニター借り中のリーフよりイマイチだったらどうしましょう(爆)
のびちゃんさん
私は、正確な入力日は不明ですが、
1月23日完成(ラインオフ)で27日前後にはディーラなのかな?
2ちゃんから転載
削除http://www.youtube.com/watch?v=PKuVrdZE2Co
これですね。エンジンがかかるまで1秒弱のタイムラグがあって、これが余計にターボラグのように感じさせるのかも。
ってーことは、やっぱりチャージモードにしていた方がレスポンスよさそうですね。
あとですね、あまりリーフには触れないようにしているんですが(比べる車じゃないと思うので)、総合的には絶対がっかりしません。
エンジン音は思いのほか聞こえますけどね。
私の納車に関しては、関東三菱は全国総台数の1/4以上の受注枠が割り当てられていたので、実際注文に出遅れたんだと思います。
オプションによっても時間がかかったりするので、サンルーフ付けた人は少ないでしょうから、それが響いてるのかも。
関東は船で千葉に陸揚げして、そこから陸送だそうです。
DOPのサンルーフって、穴あきのボディがあるんでしょうかね。それともあとから切り取るのかな?
この映像凄いですね。20回くらい見てしまいました。
削除パワーモニターの動きと音でドッカンターボ的な感じを受けたのですが、音を消してスピードメータだけ見るとお結構リニアに回転が上がってますね。
それにしてもスピードの上昇が早いなと感じました。